越谷市増森の農地所有適格法人・楽農三恵園(吉田忠茂社長)の畑で、特産のサントウサイの収穫が始まり、社員総出でサントウサイの漬物「山東菜漬」作りに追われている。作業はクリスマス頃まで続く。
サントウサイは非結球白菜の一種で、1875年に中国・山東省から入ってきたとされる。肉厚で水分が多く、漬物は同市の「こしがや愛されグルメ」に認定されている。
同園では9月から種をまき、11月20日から収穫作業を開始。切り分け、洗い、2度の漬け込みを経て、12月9日から「山東菜漬」として販売を開始する。値段は3キロ5760円。
吉田社長(70)は、「サントウサイは白菜より甘みがあって柔らかく、ベータカロテンも豊富。寒さが増して引き締まり、おいしく育った」と太鼓判を押す。
販売は同園で直接か、ホームページからの申し込みで配送も可能。電話予約も受け付けている。「年に1度しか味わえない無添加の山東菜漬をご賞味ください」と同園は話している。
<問い合わせ>楽農三恵園(越谷市増森2600)☎960・6288(午前10時~午後4時)。
越谷市/年に1度の山東菜漬 仕込みピーク