越谷市

越谷市/鴨ネギ鍋に舌鼓 10万人でにぎわう 産業フェスタ

産業フェスタ名物「こ
しがや鴨ネギ鍋」
産業フェスタ名物「こ しがや鴨ネギ鍋」


 「こしがや産業フェスタ2023」が10 月28、29の両日、越谷市立総合体育館周辺で行われた。同フェスタは、越谷商工会議所の会員事業所が市民とのふれ合いを通して産業への理解を深めてもらうのが目的。29日には同フェスタ名物の「こしがや鴨(かも)ネギ鍋」も登場し、来場者を喜ばせていた。
 体育館は、伝統手工芸品や事業所の展示・販売、子どもと一緒にできるアクティビティー体験などでにぎわった。屋外では越谷特産「太郎兵衛もち」(からみ餅、あんこ餅各300円)に行列ができ、路上では踊りやバスケットボールのチャレンジに人だかりができた。
 中でも断トツの人気だったのが直径2メートルの大鍋で作る鴨ネギ鍋で、販売開始2時間前から行列ができた。鴨ネギ鍋は2005年に商工会議所青年部が考案。鴨肉のつくね、野菜、キノコ類をしょうゆベースのダシで煮込み、鴨ロースと焼きネギを乗せたもので、1杯200円で販売された。
 家族で訪れた海老名秀雄さん(80)、篠原悠花さん(16)、彩花さん(10)は、「毎年来ている。やっぱりおいしい!」と舌鼓を打っていた。
 この日は、2638杯を売り上げる人気ぶりだった。購入者には1杯1枚の抽選券が配布され、抽選会でテーマパークチケットや温泉旅行などが贈られた。
 来場者は主催者発表で28日が4万人、29日が6万人。主催の同フェスタ実行委員会は、コロナ前の数字に戻ったようだと話していた。