まちあるきや生演奏など
越谷市の市民グループ「旧日光街道越ヶ谷宿を考える会」は、恒例の「重陽の節句」イベントを7日から9日までの3日間、東武スカイツリーライン越谷駅東口の旧日光街道周辺を会場に開く。
「重陽の節句」は五節句の一つで、「菊の節句」とも呼ばれ、菊を用いて不老長寿を願う日本古来の行事。また、江戸時代には、3月に飾ったひな人形を再び飾る「後の雛(ひな)」という風習も加わった。華やかな中に落ち着いた雰囲気があるため、「大人のひな祭り」とも呼ばれる。
メインの「まちあるきガイドツアー」はガイド付きで約2時間かけて街道沿いの歴史ある建物などを巡る。3日間とも午前10時、越谷駅東口の「ガーヤちゃんの蔵屋敷」前集合。参加費500円(資料代・保険代)。定員各回15人(先着順)。なお、すでに定員に達している場合もある。
一方、鉄筋コンクリートの蔵「糀こうじ屋や」では3日間とも午前10時30分から午後4時までひな人形などの展示がある。糀屋隣の「こうじや音楽館」ではフルートとギターのデュオ(7日)、リュートと歌とリコーダーのアンサンブル(8日)、薩摩琵琶の生演奏(9日)などがある。入場無料。音楽演奏は投げ銭方式で寄付を。
また、古民家を再生した複合商業施設「はかり屋」では7日、20組以上の出店者が集まり、秋の料理や菓子、作家作品の販売などが行われる。
<ガイドツアーの申し込み>旧日光街道越ヶ谷宿を考える会の安田さん☎080・5060・8784。