越谷市

越谷/大相模小でタイムカプセル 30年ぶり思い出と再会

30年前の自分から贈られたメッセージに見入る卒業生
30年前の自分から贈られたメッセージに見入る卒業生

 越谷市大成町2丁目の市立大相模小学校(福田悟之校長)で7月17日、30年前に児童が封印したタイムカプセルを取り出す「開封セレモニー」が行われた。参加した当時の在校生約160人は、小学生の自分から贈られたメッセージに感慨深く見入っていた。
 タイムカプセルは、1993年に「開校120周年記念事業」として全校児童が書いたメッセージを入れたもの。30年後の150周年になったら開けることにし、正門近くにある「ふれあいの像」の台座内部に封印した。
 式典には、150周年記念事業実行委員長の秋山良雄さん、120周年の実行委員会事務局長で、今回も実行委顧問を務める平林照雅さん、当時のPTA会長、清原恵介さんらが出席。
 回収したタイムカプセルから取り出されたメッセージを、体育館に並べられた学年ごとのテーブルに分けていくと、36〜42歳に達した卒業生たちは懐かしそうに読んでいた。セレモニーには当時の教員5人も出席。参加者は恩師や同級生との久しぶりの再会に大盛り上がりで、思い出話に花を咲かせたり記念撮影をしたりしていた。
 同校は、1872年(明治5年)の学制発布を受け、翌73年(同6年)に開校した。