プロバスケットボールB2リーグ「越谷アルファーズ」は11日、越谷市内の会議場で、2023~24シーズンのビジョン発表会見を開いた。今シーズンは東地区2位でレギュラーシーズンを終えたが、プレーオフのクォーターファイナルで西宮ストークスに僅差で敗れ、B1昇格はならなかった。来シーズンは悲願の「B2優勝・B1昇格」を果たすための体制を整えたとしている。
HCに安齋氏「優勝に見合うチーム作り」 地域活動にも強化
運営会社は8月1日より、「株式会社フープインザフッド」から「株式会社アルファーズ」に社名変更。浅井英明社長が退任し、上原和人副社長が社長に昇格する。上原氏は会見で、「チーム・フロント一丸となって目標を達成し、B1でも勝てるチームを作っていく」と強調。さらに「平均観客数4000人達成のため地域活動を強化していく」と述べた。
悲願達成のため、B1宇都宮ブレックスをリーグ優勝に導いた安齋竜三氏(42)がヘッドコーチ兼アシスタント・ゼネラルマネジャーに就任。安齋氏は「強いチームでなく優勝にふさわしいチームが優勝するという言葉通りだ。そのためのチーム作りをしていく」と決意を表明。一方で、「アルファーズの認知度はまだまだ低い。平均観客数が最低2000人になれば、結果もついてくる」と述べた。
また、選手では、宇都宮でプレーし、安齋氏のバスケットをよく知る喜多川修平(37)、B1アルバルク東京から笹倉怜寿(26)、B1サンロッカーズ渋谷から日本代表候補の井上宗一郎(24)の各選手が越谷に移籍。それぞれ新天地での活躍を誓った。