虐待見たら｢＃7171｣　県が通報ダイヤルＰＲ

　県は児童、高齢者、障害者らに対する虐待防止を広く訴えるため、７月を｢虐待ゼロ推進月間｣として、集中的な啓発活動を行う。県は虐待の通報を受け付ける虐待通報ダイヤル｢＃7171｣(24時間365日対応)を設置しており、虐待を発見した、虐待を受けている、虐待をしてしまったという時はすぐに電話するよう呼びかけている。
　県虐待禁止条例では、虐待に該当する行為は、①暴力を振るったり戸外に締め出したりする｢身体的虐待｣②子どもに性行為を強要するなどの｢性的虐待｣③食事を与えない、世話をしない、必要な医療･福祉サービスを受けさせないなどの｢ネグレクト(放置･放棄)｣④子どもの面前で家族に暴力を振るったり、本人をからかったりする｢心理的虐待｣⑤日常生活に必要な現金を渡さない、年金などを勝手に使うなどの｢経済的虐待｣―の５つ。
　衣服が汚れている、どなり声や泣き声が聞こえる、頻繁にけがをしているなど｢虐待のサイン｣に気づいたら電話を、としている。
　通報した人や通報内容に関する秘密は守られる。
　ひかり電話、ＩＰ電話、ダイヤル回線、ＰＨＳからはフリーダイヤル☎0120･80･7171へ。これがつながらない場合は☎048･762･7533(通話料金がかかる)へ。
　一方、生命に重大な危があるなど緊急の場合は110番通報を、と呼びかけている。
　＜問い合わせ＞県福祉政策課☎048･830･3391。