越谷ライオンズクラブ(青山久志会長)は3日、越谷市北部市民会館で、地元の子どもたち約180人を無料招待して「サイエンスショー」を行った。
同ライオンズクラブが今年度、特に活動に力点を置いている青少年育成事業の一環。同市教育委員会、NPO法人地域こども包括支援センターの後援。
招待されたのは、越谷市内の子ども食堂に通う子どもや近隣の市立大袋、大袋北、大袋東小学校の1~6年生児童のうち希望者と、その保護者ら。同市など県東部一帯はこの日朝まで、台風2号に伴う大雨に見舞われたが、楽しみにしていた子どもたちが続々と会場に詰めかけた。
長年にわたり米村でんじろうさんの実験助手を務め、後に独立した「サイエンスエンターテイナー」のチャーリー西村さんが、段ボールを使って煙を飛ばす「空気砲」や、全員が手をつないで静電気を通す「100人おどし」などの科学実験を次々に披露すると、会場は驚きと興奮に包まれ、1時間半のショーは大盛り上がりだった。
青山会長は「全員が参加して静電気の感電を味わう姿は感動的だった」と喜び、「コロナ禍で外出しにくい時期が長く続き、楽しみがあまりなかった子どもたちに、楽しいひと時を提供したかった。保護者とともにいい思い出になったら」と話していた。同ライオンズクラブでは今後も青少年育成に取り組んでいくことにしている。
科学に驚きと興奮 越谷で実験ショー