春の交通安全 自転車事故防止に重点
「春の全国交通安全運動」の団結式が13 日、JR武蔵野線「南越谷駅」と東武スカイツリーライン「新越谷駅」の駅前ロータリーで行われ、市民に自転車利用者のマナー向上などを訴えた。
越谷市交通安全対策協議会(会長・福田晃越谷市長)が主催し、越谷市、越谷警察署のほか、越谷交通安全協会、越谷地区交通安全推進事業所協会、安全運転管理者協会など関係団体の役員ら約100人が参加した。
式典で福田市長は、自転車がからむ事故が多発していることへの危機感を示した上で、「交通安全運動の輪を広げるため啓発活動を強めたい」と強調。また、同署の赤星誠署長は、県内の交通事故死者が11 日現在31 人で、昨年同期に比べ9人減っているものの、高齢者の占める割合は67%以上と、昨年の約62%より増えていることを指摘。「『いってきます』と出かけた人が『ただいま』と帰ってくる普通の光景を守れるよう、さらに努めて行く」と強調した。
この後、同署員ら関係者が乗降客らに、自転車などにつける反射材や交通安全標語の書かれたティッシュ、チラシなどの啓発物1000個を配り、「自転車に乗る時はヘルメットをかぶって」「横断歩道は歩行者を優先して」などと呼びかけた。
あいにくの雨天で、予定されていた越谷市消防音楽隊による演奏は中止となったが、県警マスコットの「ポッポくん」が子どもたちの人気を集めていた。