三郷市は10日から、市民が亡くなった場合に遺族らが必要な手続きが一括してできる窓口「おくやみコーナー」を市役所内に新設する。
死亡届の提出や年金の停止、福祉サービスの手続きや名義変更、戸籍謄抄本の取得など、家族が亡くなったときに市役所で行う手続きは多岐にわたるため、手続きをワンストップで行うことで、遺族の負担を減らすと同時に、手続きの未了をなくすことを目的としている。
完全予約制で、明日4日から予約の受け付けを開始する。1日当たり4枠分の設定(10日から14日までは2枠)で、1枠当たりにかかる時間は約90分としている。来庁する3日前まで予約が可能だが、同課では、1週間前までの予約を勧めている。
電話予約時に、来庁日時、死亡者、来庁者、死亡者との関係や連絡先などを確認し、手続き内容などをアドバイス。必要に応じ、おくやみコーナー職員が連絡する。その後、予約時間に来庁し、1階「赤ちゃんの駅」の隣にある同コーナーで手続きを行うという流れ。
具体的には、国保年金課での「葬祭費支給申請」や介護保険課での「介護保険高額介護サービス費支給申請」、子ども支援課での「子ども医療費助成に関する手続」のほか、戸籍や住民票の請求手続きなどを行うことができる。
同コーナーを担当する同市市民課は「あくまでも手続き業務がメインとなるが、遺族の方々にしっかりと寄り添い、市役所での待ち時間や再来庁する手間などを減らしてあげたい。一部の手続きによっては担当課窓口へ案内する場合もあるが、最後まで丁寧に対応していきたい」としている。
<問い合わせ>三郷市役所おくやみコーナー☎930・7713。