1月21、22の両日、八潮市立大原中学校体育館で行われたハンドボールの「令和4年度春の全国中学生選手権大会 県代表決定戦」の男子予選リーグ戦で、三郷市立北中学校(広木友和校長)が優勝し、全国大会への出場権を獲得した。
初戦の川口市立十二月田中学校との試合は、焦りからうまく連携が取れなかったものの、26-17で勝利。決勝戦は、予想通り勝ち上がってきた川口市立戸塚中学校との対戦となり、28-18で見事優勝を飾った。
コロナ禍などで練習時間は平日で30分、土日でも3時間と十分確保できなかったが、顧問の太利幸宏教諭(34)を中心に、「日本一のディフェンス」を目指し、チーム一丸となって練習に励んだ結果という。
「昨年の大会ではわずか1点差で全国に進めなかった。目標を達成できず、涙を流して引退した先輩らの無念をよく晴らしてくれた」と太利教諭。2年生で部長の高山飛翼(つばさ)君(14)は「昨年、唯一スタメンとして試合に出場し、先輩たちの悔しさを引き継いで、これまで戦って来た。全国大会に出場する常連チームの動画を見て研究したり、実際に練習試合を重ねたりしてきた結果が優勝につながった」と振り返り、「新人戦では負けた試合もあるが、全国出場を決める大切な戦いでリベンジできたのはとても大きい」と喜んでいた。今後は全国大会でのベスト8入りを目指し、さらに練習に励むという。
全国大会となる「令和4年度第18回春の全国中学生ハンドボール選手権大会」は、富山県氷見市の「氷見市ふれあいスポーツセンター」「富山県立氷見高等学校」「氷見市立南部中学校」を会場に、3月26 日から29日に開催される。
三郷市立北中学校男子ハンドボール部のメンバーは次の通り(敬称略)。
顧問=太利幸宏、島本桃太、黒谷大輝、2年生=高山飛翼、佐藤来輝、西山汰駕、米澤旭、会田蒼空、田中琥次郎、篠宮明斗、1年生=渡朔太郎、並木航佑、増田琉壱、田中里緒人、岩田蒼介、石山俐央、狩野晃佑、半仁田勇翔、三ツ矢瑛斗、岩田瑞規、玉井怜志、本山奏、三井一斗、簗瀬陽太、寺田健真、田中誠那、矢野航樹、石原星空、齋藤真希人。