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マルシェで女性起業支援

人気のキッチンカーでのカステラ販売
人気のキッチンカーでのカステラ販売

キッチンカーでカステラなど


 吉川市の女性の起業を支援するNPO法人 「To Going Concern for Women」(GCW)(吉川真由代表理事)は1月29日、今年初の女性起業支援のイベント「笑う門には一福来る!草加まるそう華マルシェ」を、草加市青柳のせんべい店「草加煎餅丸草一福」で開催した。
 手作り焼き菓子やネイル、アクセサリー販売など女性創業者たちの30ブースが並び、訪れた市民は買い物や食事を楽しんだ。
 同マルシェ初参加の「1/f & Café(エフブンノイチアンドカフェ)」は、オリジナルのキッチンカーで「ふわふわベビーカステラ」とコーヒーを販売した。限定販売の「いちごカステラ串」など甘い香りに誘われて行列ができるほどの人気だった。
 店長の萩原知保菜(しほな)さん(24)は4人の子を育てるシングルマザー。昨年秋に創業したばかり。「子育てしながら、曜日を決めて、キッチンカーで仕事をしています。お菓子作りが好きで、たくさんの人との出会いがあり、皆さんに喜んでいただけるのがうれしい。ベビーカステラを通して、子どもたちの笑顔に会えるのが楽しみです」と話す。
 同カフェ代表で父親の萩原良彦さん(48)は「子育て中に働くということで、キッチンカーを選択した。娘が経験を生かし、地域に役立っているなら、とてもうれしい。また、当店ではキッチンカー事業を目指す方の支援も行っています」と呼びかける。
 この日は、キッチンカーでベーグル販売を目指す、大橋美結さん(23)と大橋梨奈さん(22)が同カフェの手伝いに訪れた。2人はいとこ同士で、現在は会社員。「現在、キッチンカーを準備している。脱サラして2人でベーグルを販売したい。今回、マルシェに参加して、たくさんの方に会えてやりがいを感じます」と目標を定めている。
 会場内では、「草加煎餅丸草一福」によるせんべいの味付け体験も人気だった。長男(7)、次男(4)と一緒にせんべい焼きと味付けを体験した北國良美さん(39)は、「子どもたちがせんべいが大好きなので参加しました。好みの味にして満足そう。キャラクターの『そうかニャン』にも会えて楽しかった」と笑顔で話した。北國さんは草加市の「女性創業スタートアップ事業」に参加しており、3月に卒業後、市内でベーグル店開業を目指している。
 イベントを主催した吉川真由・代表理事(46)は「出店者も来場者も一つになれるようアットホームなイベントを心がけている。働きたいママたちが継続して収入が得られるよう、お手伝いしていきたい」と話していた。