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母親が「眉メイク」を学ぶ・越谷「宮本町1丁目子ども会」

講師の鳥飼さん(左)に眉メイクをしてもらう参加者

 子ども会活動でキレイなママになってね。越谷市の宮本町1丁目子ども会(大野恭子会長)は22日、初の「ママカフェ」を同市宮本町の宮本町1丁目自治会館で開き、子ども会活動に参加する母親たち5人が参加した。美容の専門家を講師に招き、顔のメイクを学び体験するユニークな取り組み。
 少子化で子ども会に参加する子どもも減っており、以前のように活動ができない団体もあり、存続が難しいところもあるという。そんな子ども会に関心をもってもらい、会員を増やそうと企画した。
 メイク講座の講師は同子ども会役員でもあり、ビューティーコンサルタントの鳥飼麻衣さん(43)。鳥飼さんは化粧品メーカーの美容部員として都内の百貨店に勤務した後、メイクをアドバイスするビューティーコンサルタントに。現在はフリーで各地でメイク講座の講師や「石鹸づくりワークショップ」などを開催している。
 今回のメイク講座のテーマは「眉メイク」。今どき目眉メイクを学んでいつものメイクをブラッシュアップしようと、鳥飼さんが眉について「時代とともに、眉の太さが変わる。今は自然なストレート眉が流行っている」と説明。「眉のメイク一つで顔の印象が変わる」とした。
 説明の後、実際に参加者がメイクを体験。鳥飼さんが百貨店の美容部員のようにていねいに参加者の眉をメイクアップすると、「わぁ、素敵。イメージが変わった」など参加者が驚きの声を上げていた。道具の使い方の手ほどきも受け、「日本人の顔にはダークブラウン系の色の眉メイクが自然に見える」などの話もあった。
 参加者の1人、尾形友里子さん(37)は「今は子育てに忙しく、なかなかメイクを勉強する余裕がないので、今回はとてもためになった。眉一つでイメージが変わって楽しかった」と喜んだ。
 講師の鳥飼さんは「ママたちの関心が高いメイクをテーマに、私のスキルが役に立てばと考え、この企画に取り組むことにしました。何回か継続することで、より楽しい企画に育てばと思います」と話した。
 メイク講座の後は、カフェタイム。市内のパン店「スタンダードベーカリー」の焼き菓子などを食べながら、ママ同士の話が弾んでいた。
 子ども会の大野会長(50)は「子ども会は役員になると大変というイメージがあり、年々、会員が減っている。ただ、子ども会などの地域活動がないと、地域のコミュニティがなくなってしまう。ママが楽しければ、子どももうれしいと考え、今回チャレンジしました。今後も親子で楽しめるイベントを企画し、コミュニティづくりに協力していきたい」と話していた。