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念願の全日本チャンプに・自転車競技で松伏の織田さん

 松伏町大川戸の自転車競技選手・織田聖さん(24)(弱虫ペダルサイクリングチーム所属)が15日、愛知県稲沢市の国営木曽三川公園「ワイルドネイチャープラザ」で開かれた「シクロクロス全日本選手権」で初優勝した。17日に同町役場を訪れ、鈴木勝町長らに優勝報告を行った。
 織田さんは、年間シリーズランキング上位60人と国際自転車競技連盟(UCI)ポイント保有者のみが出場する「男子エリート」部門に参加。今回は砂区間が多く組み込まれる難コースでの開催だったが、序盤からリードを広げ、最後は後続を約1分引き離して、悲願の全日本タイトルを獲得した。エリート部門昇格後3シーズン目。今季開幕から12連勝中と負けなしの圧倒的な力の差を見せつけている。
 今回の優勝を弾みに、2月にオランダで開催される世界選手権に日本代表として出場する。
 優勝報告を受けた鈴木町長は「松伏町から日本一になり、世界に羽ばたくような選手が出たことを誠にうれしく思っています」と歓迎。織田さんは「憧れのタイトルを獲得できて本当にうれしい。2月の最終戦でも勝利し、シーズン無敗で海外のレースに自信を持って挑みたい」と決意を述べた。
 シクロクロスは、オフロードで行われる自転車競技。未舗装路、芝、急坂、障害物などの含まれる2・5~3・5㌔のコースを自転車に乗車・降車・担ぐなどしながら周回し、ゴールの順番や所要時間を争う。競技は不整地の周回路で行われるが、周回数は競技中に決定される。コースには柵や階段などの人工障害物が設けられ、必ず下車して自転車を担がなければならない部分が作られている。
 世界選手権はオランダ南部の沿岸都市ホーヘルハイデで2月3日から5日まで開催される。