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自分で打つ年越しそば 講習会に越谷市民40人

そば打ちを体験する市民
そば打ちを体験する市民


 越谷市内の4つの地区センター・公民館で、市民グループ「しらこばと蕎麦(そば)打ち会」(吉川甲次会長、会員34人)の会員を講師に迎え、「蕎麦打ち講習会」が開催された。年越しそばを自分で打とうと、市民約40人が参加した。
 「そばは、毛細血管を強くし血圧降下などの作用もあるルチンや食物繊維を多く含むスーパーフード」と吉川会長(66)。そばの実は10月に収穫、11月下旬から出回り、今はまさに「新そば」の時期だ。
 初参加の香山由香さん(49)は「技術だけでなく、そばの栄養価なども教えていただいた。奥が深いですね」と話していた。
 「しらこばと蕎麦打ち会」は、30代から80代の市民が在籍し、うち26人は一般社団法人「全麺協」が定める「そば道段位」認定者。同段位制度は、そば打ちを職業としない人を対象に、「そば打ち技能の習熟度」や「そばに対する取り組み姿勢や態度」などを「認定会」で審査し、全麺協の定める基準に基づき、「初段位」から「六段位」までを付与している。
 吉川会長は「初心者から上級者までそれぞれおいしいそばが打てる。日本の伝統文化に触れながら仲間づくりもできます」と話す。
 同会は同市増林地区センターを拠点に月に3回ほど定例会・講習会を開催しており、現在会員募集中。体験は随時受け付けている。
 <問い合わせ>吉川さん☎090・5826・7643。