任期満了に伴う三郷市の市長選は10月23日に投開票が行われた。三郷市長選では、現職の木津雅晟氏(76)(無)と新人で前・三郷市医師会会長の青木成夫氏(67)(無)の一騎打ちとなったが、木津氏が青木氏の挑戦を退け5選を果たし、「交通インフラの整備などに全力を上げる」と強調した。
当 18,305 木津 雅晟 76 無現
16,300 青木 成夫 67 無新(選管確定)
三郷市長選の当日有権者数は11万5462人。投票率は30・3%で、前回を5・19㌽上回った。
5選を果たした三郷市の木津市長は26日、職員や支援者に迎えられて初登庁し、花束を受け取った。
木津氏は本紙の独自インタビューで、「少しも気が抜けない苦しい戦いだった。(仮称)三郷流山橋がもう少し早く開通していれば情勢が変わっていたかも知れない」と選挙戦を振り返った。
5期目の抱負として、三郷流山橋や常磐自動車道三郷料金所スマートインターチェンジのフルインター化など都計画道路の整備を挙げた。
また、つくばエクスプレス(TX)三郷中央駅の広場やJR三郷駅南口のリニューアル、バスなどの効率化、給食センター、不燃物処理場の移設などの構想を挙げたほか、高速道路に隣接した南部地域に防災コミュニティー施設を設置し、他の地域のモデルケースとなるような防災施設にしたい考えを強調した。
さらに、高齢者の保健と介護を一体化し、手続きなどを簡素化させるための市民サービスなども検討していると述べた。
木津氏は5期目を自身が進めてきたまちづくりの総仕上げと見ており、「スピードを持って取り組み、未来の三郷市に向けた懸け橋と道筋を作っていく」と強調した。