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越谷で「キャンプ」満喫!・レイクイベント「まき割り」も

 越谷市レイクタウンの大相模調節池と周辺で1日、2日の2日間、イベント「Lake and Peace(レイクアンドピース) 2022」が開催され、好天の中、多くの家族連れでにぎわった。主催はLake and Peace実行委員会。後援は埼玉県、越谷市、越谷商工会議所、一般社団法人越谷市観光協会など。地域密着型のウォーターサイドフェスティバル(野外イベント)。
 同イベントで注目を集めたのが、越谷でキャンプ気分を味わおうと企画された「キャンプゾーン」。「越谷にキャンプ場を作りたい」と活動をしている市内のアウトドア会社「キャンプナノ」(妹尾早南社長)が昨年に続きプロデュースした。
 「キャンプゾーン」では、テントの展示、キャンピングカーの展示と「まき割り体験」が盛況だった。今回は飯能市産の新たな燃料「ペレ炭」の展示が行われた。建築用に製材される際に発生しする、スギやヒノキの樹皮を活用したペレット状の炭(ペレ炭)。細かい炭のため短時間で簡単に着火でき、30分から1時間程度で燃焼が終わるため、後始末も簡単という特徴がある。コンパクトな紙のパッケージのため、持ち運びしやすく、バックパッカーやオートバイでのキャンプツーリングにも適している。
 「まき割り」は、初めて体験する人ばかり。珍しさと実際に斧を使って体験できるとあって、家族連れが行列を作っていた。市内から訪れた石井萌生奈さん(7)(小学1年)は「初めて体験した。力を入れずに簡単にまきを割れたので、気持ち良かった」と笑顔で話した。
 まき割りの「先生」となり、指導したのは、まき販売の専門会社「埼京薪販売」(川口市)社長の大森秀樹さん(44)。大森さんが一人ひとりに手ほどきして来場者に「まき割り」を体験してもらった。大森さんは「近年のキャンプブームで、まきの販売が盛況です」という。
 「キャンプナノ」の妹尾社長(38)は「今年のキャンプゾーンは昨年よりエリアが広く、出店数も多くなりました。『キャンプでこんなことをしたら楽しそう』というテーマでカフェやリラクゼーションも楽しめるエリアにしました。少しでも多くの方に水辺を身近に感じるきっかけになればうれしい」と話していた。「キャンプナノ」は来年、市内に初のキャンプ場をオープンする計画だ。
 このほか、会場では、カヌー体験や飲食店などが並ぶマルシェ、ステージで音楽生演奏やダンスパフォーマンスなどもあり多くの人が楽しんだ。