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八潮市・構内で職場を疑似体験

 八潮市八條の市立八條中学校(蓮見潔校長)で7日から9日までの3日間、2年生45人を対象に、「校内職場体験3days」が行われた。これまでは、生徒たちが各企業を訪問し、体験しながら学んできたが、昨年、一昨年はコロナ禍で中止された。
 今年は、生徒たちの将来や進路への関心・意欲を高めるため、働く人たちを外部から講師として招き、講演のほか、実際に仕事の一部を体験した。

 7日は、美容師の櫻井かりんさん(23)、カメラマンの清水保秀さん(30)、新聞記者の石橋大祐さん(46)、ツアーコンダクターの山田大晃さん(24)、看護師の松原友紀さん(41)と津久井絵理さん(35)さんの計6人が、それぞれの職業について語り、生徒らは、講師の仕事を体験した。

 読売新聞東京本社社長直属教育ネットワーク事務局に所属する石橋さんは、新聞の基本的な知識や新聞制作について解説した。また、記者として、福島県内で琥珀に入った「世界最古のアリの化石」が発見されたニュースを取材した体験や、「パラスポーツ・メダリストの出前授業」などについてスライドを使いながら説明した。その後、生徒たちは男女のグループに分かれ、お互いの「好きなもの」を取材し合って、記事にまとめていた。

 今回の授業に参加した開田陽成君(13)は「仕事の意味など、生きていく上で大切なことを学ぶことができた。今後の学校生活にも生かしたい」と話した。