草加市清門の生鮮スーパー｢ゼンエー｣前の駐車場で8月27日、福祉事業所と地元企業が連携した初のイベント｢笑顔でつながる夏祭りマーケット｣が開かれ、多くの人でにぎわった。
福祉事業所と地元企業の〝共存共栄〟や就労支援の向上を目指す市民団体｢&プロジェクト｣(関根共子、松岡広樹･共同代表)が主催した。
このマーケットでは、障害者が作った菓子などの商品販売のほか、廃棄物収集運搬･資源リサイクル会社｢エスシーエス｣(同市青柳)による職業体験コーナー、野菜の重さを量る〝就労移行お仕事体験〟、かき氷やドリンクの販売、ヨーヨー釣りができる縁日コーナーなど多くのブースが並んだ。
｢&プロジェクト｣共同代表の関根さん(50)は｢福祉や企業同士で刺激し、向上し合える場としての第一歩。一年半ほど前から計画し、ようやく実現できた｣と喜んだ。また、松岡さん(47)は｢お互いが力を合わせることで、新しい人材や自社ブランドの発掘などにつなげて行きたい｣と今後の活動に意欲を見せた。
今回のイベントに協力した草加商工会議所青年部副会長の岩永将直さん(38)は｢商工と福祉が連携した初のイベント。今回のイベントが地域のみんなの心を動かし、さらに大きなイベントに発展することを願いたい｣と話していた。