越谷市と吉川市境の中川に架かる新「吉川橋」（延長２０２㍍）がこのほど完成し、６日から開通した。同日、現地で関係者約１００人が出席して、「吉川橋の完成を祝う会」が開かれた。
老朽化した同橋の架け替えに伴う県の「都市計画道路越谷吉川線」整備事業で、同橋は一部４車線化され、前後の区間も車線が拡幅され、車の流れがスムーズになることが期待されている。
祝う会の式典には、越谷、吉川両市長と県議、一般市民らが出席した。福田晃・越谷市長は「吉川橋完成は、両市にとって大きな喜び。東埼玉道路へのアクセス道路としての役割を果たすなど、幹線道路として大きな前進となる」と述べた。
また、中原恵人・吉川市長は「吉川橋の架け替えは地域の念願。地域の皆さんと意見交換を重ね、災害対策、交通安全を重視してきた。未来へのかけ橋になるよう力を尽くす」とあいさつした。
テープカットの後、吉川市側から越谷市側へ「渡り初め」が行われた。
「越谷吉川線」は、吉川市街地と越谷市街地をつなぐ計画延長８・６㌔、４車線となる道路で、越谷市瓦曽根の国道４号線と吉川市中井の県道中井松伏線を結ぶ。途中には越谷市レイクタウンの「イオンレイクタウン」にも接続している。
吉川橋は、築90年を経て老朽化した旧橋を２０２１年に架け替え、これまでは北側部分で上下線1車線ずつの暫定運用し、今回、南側部分が完成して全面開通となった。引き続き吉川市側の周辺道路の整備が進められ、23。24年度にも４車線化される予定。