越谷市レイクタウンにある県立越谷南高校(井上一也校長)美術部員の作品展が7月26日から28日まで、近くの「イオンレイクタウンmori」1階の「木の広場」で初めて開かれた。コロナ禍で3年ぶりの展示。特に3年生は最初で最後の発表とあって、感慨深そうだった。
「多くの人に見てもらいたい」と、同校がイオンレイクタウンに打診し、快諾を得て初の大型商業施設での展示が実現した。展示されたのは部員15人の油彩画(8号~40号)15点。
26日には、部員が同広場ステージに、作品を持って立って一人ずつ解説するというユニークな作品展となった。
「好きなものを描こうと思って、浮かんだのが家の柴犬。モフモフ感を出せるように描きました」
「モチーフは予備校に行く時に使う池袋駅です」
「友だち遊びに行った時の土手を想像して描きました」
それぞれマイクを持って制作時の思いを語った。
「sweets」と題した作品を描いた栁沼愛実さん(16)(2年)は「モチーフは好きな猫と金魚。猫の“香箱座り(ルビ・こうばこずわり)”の可愛らしさをメインにしたかった。今後も自分なりに努力を重ねていきたい」と話していた。また、同部部長の飯塚正信さん(17)(3年)は「高校生活で今回が最初で最後。あっという間の3年間だが、今後は受験勉強に力を入れたい」と決意を新たにしていた。
顧問の丸山槙教諭は「飾りつけなど生徒が考えて行った。3年ぶりで皆、初めての作品展。生徒の目がとても輝いていた」と大型商業施設での開催を喜んでいた。
大型店で初の作品展・越谷南高美術部、油彩画15点