八潮青年会議所[伊藤達紀理事長)は7月13日、県立八潮南高校[八潮市南川崎、町田徹校長)で、普通科、商業科、情報処理科の2年生6クラスの216人を対象に、「働くを学ぶ研究会」と名づけた進路講演会を実施した。
同会議所と「埼玉中小企業家同友会・東彩地区」[五十嵐洋子・理事兼東彩地区会会長)の合同開催。それぞれから経営者らが講師として派遣された。
講師は不動産会社「I&EA八潮」の小倉聖彦社長[38)、電力供給・保守事業「日本テクノ」の小尾京平さん[30)、東洋学園大学講師の前原あゆみさん[年齢非公開)と、同友会理事でファイナンシャルプランニング業「プリド」の五十嵐社長[同)、板金製造業「寿山工業」の壽山智昭社長[49)、子ども向け絵画教室主宰の齋藤洋子代表[50)の6人。
講師らは「何のために働くか、将来の構想は、どんな人生を描きたいか」について講演した。子ども向け絵画教室を主宰する齋藤さんは、15分で生徒らにライオンの絵を描かせ、「最初から無理だと思わず、何でも挑戦してみると、意外とできることが多い」とし、「思い込みを外し、できることを増やすと将来の選択肢が増える。できないことは悩まない」と強調していた。
講演を聞いた安田梨乃さん[16)は「取りえを多く見つけ、選択肢をたくさん増やしたい」と話した。
伊藤会長は「就活の大事なこの時期に、仕事に対する考え方などを学び、将来、地元に貢献してもらえればありがたい」と述べた。