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「夏の交通事故防止」出発!・越谷、草加、吉川署など

 交通死亡事故が多発している県東部の越谷、草加、吉川の3つの警察署と県警交通機動隊は14日、越谷市レイクタウンの「イオンレイクタウンmori」噴水広場前駐車場で「夏の交通事故防止運動合同出発式」を行った。3署の署員、県警交通機動隊隊員ら計約50人が参加した。
 県内の交通事故死亡者は13日時点で56人で、前の年の同じ時期と比べ4人少なくなっているが、越谷署と草加署管内がそれぞれ前年より増えている。
 出発式はまず、杉村周一・越谷警察署長が「昨年に比べ、全県での死亡事故は減っているものの、全国ワースト7位と厳しい状況。死亡事故に占める、高齢者の割合が高く、横断歩道に歩行者がいる際には車の一時停止を徹底するなど、引き続き交通安全教育と横断歩行者妨害違反など危険性・悪質性の高い違反の取り締まりを強化していく」とあいさつした。
 今回の運動の重点目標は「子どもと高齢者の交通事故防止」、「自転車の交通事故防止」、「飲酒運転の根絶」の3つ。
 この後、参加署員、隊員による服装・車両点検の後、白バイとパトカーに乗った署員・隊員が街頭活動へ出発した。最後に、「イオンレイクタウン」入り口で、マスクや啓発のチラシを配布した。参加者たちは、事故防止に向け、歩行者には「反射材の着用」を、ドライバーには「早めのライト点灯」を呼びかけたほか、「横断歩道は歩行者優先」であることなどを改めて周知していた。