草加市瀬崎の「瀬崎浅間神社」で2、3日の両日、例大祭が開かれ、2日には3年ぶりに「子ども曳太鼓」が行われて、市民らを楽しませた。
2日午後1時、大太鼓を載せた山車が同神社を出発。小学生約60人が、約150㌔の重さの山車を長さ25㍍の綱を引いて、町内約2・5㌔の道のりを巡行した。子どもたちの家族らも参加し、猛暑の中、扇子やうちわで、子どもたちをあおぎながら、声援を送っていた。
途中、数か所の休憩所では、参加者らにアイスや飲み物などが配られると、子どもたちは元気を取り戻し、「暑くて大変」「疲れた」などと言いながらも、最後まで山車を引き続けた。
氏子総代の浅古八郎さん(77)は「多くの方が子どもたちを支えてくれて、地域の中でつながる絆を再認識できた。来年は店を出すなど、多くの人が笑顔になれる本来の祭りに近づけるよう、努力していきたい」と話した。