草加市清門町町会の65歳以上の会員らで構成する「清門スリーエスクラブ」(竹内忠雄会長)が6月17日、清門中央公園と清門町会館で、「交通安全講習会」を開き、約40人が参加した。
クラブメンバーの平均年齢は77歳。運転免許証の返納が進み、自動車などから自転車に乗り換えている人も多く、自転車の事故が懸念されるため、同市や草加警察署の協力を仰ぎ、今回の講習会が実施された。
講習会は実技と座学の2部制。実技では自転車の点検をはじめ、一時停止標識や横断歩道のある道路の渡り方、道路脇に停車中の車の安全な避け方などを学んだ。また、電動アシスト付き三輪車や電動カートの試乗も行われた。
また、座学では同署署員らによる市内の交通事故状況の説明や交通安全講話があり、参加者らは実技の時間を振り返りながら講話に聞き入り、学んでいた。
同クラブの竹内会長(78)は「電動車両に乗車するなど、個人では体験できない貴重な体験ができた。講話も高齢者にわかりやすくありがたかった」とし、「クラブの名称であるスリーエス(『清門町』で『健やか』に『笑顔=スマイル』)で過ごせるよう、参加者全員で交通マナーを順守していきたい」と話した。