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40回目の障害者の祭典・越谷「ふれあいの日」26日開催

越谷市最大の福祉イベント「ふれあいの日」が、26日、同市レイクタウンの「イオンレイクタウン」で3年ぶりに開催される。1981年の国際障害者年にスタートして、ちょうど40回目のイベント開催。これだけ長く続く福祉イベントは県内でも珍しい。従来、関係者中心となってしまったことを踏まえ、今回は「広く一般の人たちに参加を呼びかけ、積極的な交流イベントにしたい」と関係者らは期待している。

 実質40回目のイベントは、コロナ禍で40、41回が中止されたため、名称は「第42回ふれあいの日」。同市内の障害者団体など19団体による実行委員会が主催する(同市、同市教委、同市社会福祉協議会共催)。
 元々、「障害者の日」(12月9日)記念として、1981年から越谷サンシティや同市中央市民会館で、歌や踊りの発表、作品展示や模擬店などが開かれてきた。しかし、「障害者の家族、福祉団体関係者が多く、一般の人たちの来場が少なかった」(関係者)。
 このため、実行委員会からの意見を受けて、「大型商業施設なら多くの人が集まる」とイオン側に相談を持ちかけ、以前からイオンで開催してきた障害者らの「こころのアート展」の実績もあり、イオンの協力によって開催が実現した。
 当日はイオンレイクタウンmori1階の「木の広場」、「水の広場」、「花の広場」の3つの広場が会場。
 「木の広場」で午前11時から開会式、表彰式が行われてスタート。障害児の放課後デイサービス施設「ASSIST(アシスト)」(同市北越谷)に通う知的障害と発達障害を持つ子どもたち約20人によるダンスサークル「Find(ファインド)」が「ダンスパフォーマンス」を元気いっぱい披露する。 県立越谷特別支援学校の活動紹介や、同市聴覚障害者協会会員の「マジック」披露も。
 「水の広場」では絵画などの作品展示と事業所紹介。「ふれあいの日ポスター」応募作品の入賞・入選作品の展示など。「花の広場」では、市内福祉団体の模擬店が並び、施設で作ったパンや野菜販売に加え、「バルーンアート」作りなどのレクリエーションもある。
 実行委員長の土屋彰寛さん(36)は「大きな会場での開催で、より多くの方に『福祉』について知っていただき、今後の理解・発展へとつながれば」と張り切っている。また、同市障害福祉課の山﨑健晴課長は「3つの広場での開催で、多くの方との交流が期待でき、障害福祉への理解の促進が図られる」と期待を寄せる。
 <問い合わせ>越谷市障害者福祉センターこばと館TEL966・6633。