公益財団法人「草加市文化協会」は、日本文化研究者、ドナルド・キーンさん（２０１９年、96歳で死去）の生誕１００年を記念した、「ドナルド・キーン先生と草加のゆかり展」を17日から27日（午前10時～午後４時）まで、同市文化会館敷地内の「漸草庵 百代の過客（はくたいのかかく）」で開く。
江戸期の俳人、松尾芭蕉の「おくの細道」ゆかりの同市が始めた、シンポジウムや文学賞創設など奥の細道関連事業に尽力した、キーンさんの回顧展。
６月18日の誕生日に合わせ、キーンさんが草加に残した足跡をたどる。写真はじめ、直筆原稿やいす、眼鏡、ＣＤラジカセなどの愛用品（一般財団法人ドナルド・キーン記念財団所蔵）を展示する。また、キーンさんの生涯をたどるドキュメンタリー映像「日本文学を世界へ ドナルド・キーンの生涯」を特別公開する。
漸草庵では、期間限定で抹茶と上生菓子の呈茶セット（税込み５００円）も販売する。菓子は、キーンさんが幼少期にかわいがっていた愛犬がモチーフ。
＜問い合わせ＞公益財団法人草加市文化協会☎０４８・９３１・９３２５。