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愛犬にマイクロチップ・越谷「防災フェス」でPR

 越谷市レイクタウンの「イオンレイクタウン・アウトレット」駐車場で4、5日の2日間、「レイクタウン防災フェス」が開かれ、多くの家族連れでにぎわった。今回が10回目の大規模な体験型防災イベントだ。
 注目されたのは同市とペット販売「イオンペット」の共同企画の「ペットの防災を知って、もしもの時に備えよう」。災害時、行方不明や遭難するペットと飼い主とつなぐ「マイクロチップ」の“装着サービス”(今回は犬のみ)が行われ、多くの愛犬家が訪れていた。
 1日改正の「動物の愛護及び管理に関する法律」では、販売される犬や猫へのマイクロチップ装着が義務化され、飼育中の場合は装着が「努力義務」となった。このためオーナーに周知し、装着率向上を図ろうと企画された。マイクロチップ(直径約2㍉、長さ約8~12㍉)には、15桁の「個体識別番号」が記録され、獣医師が動物の皮下に埋め込む。専用リーダーで個体の識別が可能になる。
 愛犬(ポメラニアン)を連れて来た同市内の主婦、飯島晃枝さんは「購入時にマイクロチップが装着されていたが、今回、獣医師の方に確認してもらってよかった」と話していた。2日間で17頭に装着したというが、イオンペット取締役で獣医師の小倉政光さんは「未装着の飼い主にどのように告知して装着率を上げるかが今後の課題」と話した。
 一方、越谷市保健所は、ペットの情報などを記入して避難時に持参する「ペットの防災手帳」を配布する一方、「飼い主のいない猫の不妊・去勢手術の拡充」のための「ガバメントクラウドファンディング」(インターネットによる資金集め)をPRしている。
 同クラウドファンディンの目標額370万円に対し、5日現在、寄付額は150万円を超えたという。期限は7月24日まで。寄付は(https://www.furusato-tax.jp/gcf/1642)へ。
 <問い合わせ>越谷市保健所生活衛生課TEL973・7532。