越谷市の旧日光街道越ヶ谷宿(大沢橋~越ヶ谷1丁目)で17日、初のイベント「越ヶ谷宿まちあそび~特別ではなく、ふだんがおもしろい~」が開催された。昨年10月20日から今年4月23日まで行われた「こしがや副業支援セミナー『コアキナイ塾』」の”文化祭”として開かれたもの。企画会社「まちづくり越谷」、埼玉縣信用金庫が主催し、一般社団法人越谷市観光協会が協力した。
「コアキナイ塾」は、これから起業を考えている人や趣味をビジネスに生かしたい人などを対象に実施された。15人が参加し、商売の基礎やインスタグラムを利用したウェブでの集客、税金対策などのほか、“マルシェゼミ”で企画運営を、“リノベーションゼミ”で空き物件のリフォームや場づくりなど多方面にわたって学んできた。
越ヶ谷宿沿いの20の店舗がシールラリーに参加し、5か所以上の店舗でシールを集めると景品が贈呈されるとあって親子連れらが様々な業種の店に立ち寄っていた。学びを生かしマルシェを出店した「文化祭ゾーン」、古民家をリノベーションしたお店が並ぶ「くつろぎゾーン」、地面にチョークで絵を描くなどの昔遊びを体験できる「あそぶゾーン」などのほか、一級建築士によるワークショップ「リノベ会議」が行われ、街道は終日にぎわった。
「まちづくり越谷」代表の井橋潤さん(58)は「働く人、来てくれる人、住んでくれる人に、なくてはならない街の担い手を育成し、閉じたシャッターを開けていきたい」と話していた。
昔遊びやシールラリー・初の「越ヶ谷宿まちあそび」