草加市の稲荷コミュニティセンターで開かれている高齢者のふれあいサロン「IMAいなり」(野田克己代表)はこのほど、ウォーキングマップ「葛西用水さくら並木ふれあいウォーキングコース」を作成した。
同サロンは毎月第2、第4水曜に開かれてきたが、コロナ禍で思うように活動できないことから、スタッフ幹事会が「運動不足の解消に」と発案し、地区内の桜の名所の葛西用水沿いを「ウォーキングコース」としてマップを作成した。
コースは与茂木橋から伊草新橋まで全長1940㍍。スタッフが実際に歩いて実測した。マップはA3判サイズ1面に葛西用水沿いのイラストをメインに配置し、歩く距離の目安となる11か所の橋、トイレや休憩できるベンチの場所も掲載している。
また、葛西用水と桜並木の由来、コース周辺で観察できる野鳥、昆虫、植物も合わせて掲載した。裏面には、スタッフが撮影した葛西用水沿いの満開の桜や絶滅危惧種のキタミソウの写真なども載せた。
副代表の上原一美さん(72)と甲田正樹さん(70)は「ウォーキングなら3密も避けられ、気軽な運動になる。各自の体力に合わせて歩く長さを決めて歩いてほしい」と話す。
マップは草加市社会福祉協議会の助成金で2000部作成。折り畳むとポケットに入るサイズ。稲荷コミュニティセンター、ウエルシア草加稲荷5丁目店などで配布している。
<問い合わせ>草加市社会福祉協議会地域福祉課☎932・6770。