「草加市よさこい振興会」（保坂紀生会長）はこのほど、市内外の「よさこいイベント」で踊る総踊り曲の３曲目として新たに「相思草愛」を制作した＝写真＝。4月からＣＤとＤＶＤを小中学校などに配布し、運動会やイベントなどで踊ってもらい普及を図る。
同振興会は２００８年の市制施行50周年を機に、「草加ふささらまつり」のイベントの一つで「踊るん♪よさこい」を披露。以来、県内外で知られる「よさこい」に成長した。さらに、よさこい踊りを草加に根付かせ、地元チームを増やそうと、同振興会は総踊り曲「ふささら彩祭」を作り、10年には高齢者や子どもが踊れる簡単な振り付けの2代目総踊り曲「草加よさこい心ひとつに」を制作し、運動会で使う学校も増え、市民チームも11チームまでに増えた。
３代目の「相思草愛」は、ロック調のアレンジで和楽器も加えた明るい曲。県の総踊り曲「コバトンよさこい」も手がけた音楽グループ「にゃんたぶう」の和田琢磨さんが作詞作曲、同振興会が振り付けした。
同振興会の田畑圭介事務局長（49）は「コロナ禍でよさこいチームは練習が思うようにできない。よさこいで草加を元気にしたいとの思いで３曲目を制作した。子どもたちのチームもよさこい大会に参加してもらい盛り上げたい」と話す。
コロナ禍で２０２０年以降、ふささら祭りは中止されており、「踊るん！よさこい」も廃止が決まった。
同振興会は昨年11月の草加商工会議所まつりと共催で新たなイベント「ＹＯＳＡＫＯＩそうか」を開催し、今後も同会議所まつりとの共催を目指す。
「相思草愛」のＣＤ・ＤＶＤ（振り付け）セットは３００円で一般販売する。
＜問い合わせ＞草加市よさこい振興会の田畑さん☎０９０・５４００・０４６３。