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三郷市初のプレゼンコン、小中学生競う

 三郷市鷹野の市立鷹野文化センターでこのほど、初となる「第1回三郷市プレゼンテーションコンテスト」が開かれ、「中学校の部」で早稲田中1年の木村碧さん(13)、「小学校の部」で前間小6年の笠井海由さん(12)、井上隆之介君(同)、藤田明生さん(同)のグループがそれぞれ「同市教育委員会教育長賞」を受賞した。
 このコンテストは、ICT(情報通信技術)を使って、児童生徒が思いを表現し、広く伝えられるようにするのを目的として開かれた。

 テーマは、「未来を生きる自分~私から三郷のみんなへ~」で、市内の小中学校27校の児童生徒約70人が参加した。
 コンテストはコロナウイルスの感染対策として、発表者を入れ替えながら、そのプレゼンテーションを市内の小中学校にオンライン配信する形で実施された。

「三郷市教委教育長賞」を受賞した、早稲田中1年の木村さん
同賞を受賞した前間小6年の笠井さん、井上君、藤田さん

 木村さんは「Dream Have Power」と題し、小学2年生の頃からアナウンサーになりたい夢を追う自身の経験を話した。夢を追う素晴らしさの例として、ケンタッキー・フライド・チキンの創業者、カーネルサンダースを取り上げ、「夢をかなえるのに年齢は関係ない。夢を持つことで大きく成長できる」と笑顔で発表した。

 一方、「ゴミとつながるこれからの未来」を発表した前間小の笠井さん、井上君、藤田さんの3人は、学区内に落ちているごみに着目した。拾ったごみを撮影し、専用のごみ箱に捨てることで、専用アプリでポイントを取得。たまったポイントで県内のさまざまな施設のチケットを獲得できる仕組みや、ごみを持ち運びできるバッグを提案した。そして、「想定以上のごみがあった。このままでは環境によくない」と訴えた。

 受賞した児童生徒の4人は、「まさか受賞するとは思わなかった」と笑いながら話し、喜んでいた。