八潮市は1月31日、令和3年度に市内で生産された製品を市の資産として認定する「八潮ブランド認定式」と、産業技術者・技能者を認定する「八潮市優良技術者及び技能者表彰式」を行い、認定証などを授与した。
今回、「八潮ブランド」に認定されたのは、「菓子道楽杵屋」(村山豊治社長、八潮市八潮)の和菓子「やしお躑躅」。
「やしお躑躅」は、地元産の小松菜を白あんに混ぜたものを、同じく地元の白玉粉を使った求肥で包んだ和菓子。「ヤシオツツジ」の若芽をイメージしたデザインで、上品な甘さが特長。名称や広く愛されていることなども高く評価された。
一方、「八潮市優良技術者及び技能者」に認定されたのは、「速巧」(八潮市二丁目)の社長、小林一三さん(49)。
同社はゴムや両面テープ、フィルムなどのさまざまな素材の型抜きや、貼り合わせ加工を行っている。小林社長は、幅広い加工技術のほか加工方法・製品アイデアの提案などを行い、顧客から高い信頼を得ており、市商工会の総代としての活動も高く評価された。
ブランドの認定を受けた「菓子道楽杵屋」の村山社長(74)は「心が高ぶる思い。野に咲くツツジに負けないように、今後も精進する」、小林社長は「賞に恥じないよう、新製品の開発を行い地域のために努力したい」とそれぞれ話した。
大山忍市長は「イベントでのPRが難しい時期だが、市も一緒にPRしていきたい」と激励した。