内閣府が主催した「令和3年度『家族の日』写真コンクール」で、八潮市大瀬の子育て応援助産院「さら助産院」を運営している助産師、直井亜紀さん(51)がこのほど、内閣府特命担当大臣賞の「優秀賞」を受賞した。
同コンクールは内閣府が2007年から主催している事業。11月の第3日曜を「家族の日」とし、その前後1週間を「家族の週間」と定めているのにちなんだコンクール。
コンクールは「家族の絆」「地域の絆」の2つのテーマに分けて募集され、直井さんは「地域の絆」部門に応募した。
直井さんが応募した写真は、9人の赤ちゃんが頭を中心に向け、円形状に寝ている写真で、作品名は「はじめての集合写真」。「一昨年から新型コロナウイルスが蔓延し、人同士の触れ合いが減少する中、助産院では積極的に写真を撮るようになった」と直井さん。
締め切り間際にコンクールの存在を知人から聞いて、「助産院の日常のひとコマを切り取った写真でもよければ」と応募してみたという。
直井さんは「子供と家族・若者応援団表彰」に続き、2回目の内閣府特命担当大臣表彰となる。今回、野田聖子大臣からの賞状を手にしながら、「受賞は、スタッフや助産院に来院していただけるママさんたち、みんなで受けた賞だと思っている」と話している。
コンクールには全国から3429点の応募があり、テーマごとに最優秀賞が1点、優秀賞が5点ずつ選ばれている。