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草加・高砂小が「学校給食甲子園」で優秀賞

全国学校給食甲子園で優秀賞を受賞した、草加・高砂小の今井・栄養教諭(前列中央)と調理員の皆さん

 

 「第16回全国学校給食甲子園Ⓡ」(特定非営利活動法人『21世紀構想研究会』主催)の決勝大会の書類審査が4日行われ、関東ブロック代表で出場した草加市立高砂小学校(石﨑明子校長、児童843人)の給食メニュー「鯛(たい)の彩(いろどり)あんかけ」、「青なすとじゃがいもの揚げ物」などのメニューが優秀賞に輝いた。

 今回は全国から1355校が参加し、予選を勝ち上がった12校が決勝に臨んだ。従来、決勝会場で調理して主催者らの試食の結果、各賞を決めているが、コロナ禍のため、書類審査のみで行われた。

 結果発表と表彰は動画投稿サイト「ユーチューブ」で生配信され、今井ゆかり・栄養教諭と調理員の風間真一班長が代表して表彰状、メダルを受け取った。

 受賞メニューは7月の給食で出したもの。「鯛の彩あんかけ」は、鯛を塩焼きにし、角切りにした県産の赤と黄色のパプリカで彩りを添え、塩味あんで鯛のうま味を引き出した。「青なすとじゃがいもの揚げ物」は、県産の青ナスとジャガイモを素揚げし、塩をまぶしたトロッとした味わい。

 今井教諭(61)は、「魚やナスが苦手な児童も食べられ食欲をそそるように、見た目や食感も楽しめる工夫をした」と話す。石﨑校長は「子どもたちの食への関心が高まった」という。

 受賞記念として来年1月の給食にも、このメニューを出すという。