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越谷/色とりどり華やかに

越谷・植木屋人形店

ひな飾りを選ぶ買い物客
ひな飾りを選ぶ買い物客

 創業250年、越谷びなの元祖「植木屋人形店」では、3月3日のひな祭りに向けて、色とりどりの美しい人形が飾られ、来店者の目を楽しませている。
 飾られているのは、王道の「七段飾り」の他、最近では主流となった「平飾り」など。これはお内裏様とお雛ひな様だけのもので、最近の住宅事情で置き場が手狭になっていることもあり、人気がある。その他、華やかな3段飾りやガラスケースに入り、そのまま収納できるものや、台が収納箱になっているものもある。
 今年は、創業250周年で飾りを一新した「仙峯作オリジナル親王飾りセット」や、白木風の屏びょう風ぶと台に飾られたお雛様などが人気を集めている。
 店長の會田ひろみさんは、「お雛様を飾るのは立春(節分)過ぎと言われているが、大安などいい日を選び1月から飾るところもある。初節句であれば、3月3日までなので、長く飾ってあげた方がいい」と話している。
 同店は、初代・會田佐右衛門が江戸の十軒店(じっけんだな)でひな人形の製法を取得し、帰郷して作り始めたのが始まり。その後、越谷はひな人形の名産地となり、十軒店、鴻巣とならんで「関東三大ひな市」と呼ばれるようになった。越谷びなは気品あふれた優雅な顔立ちで高く評価されている。<問い合わせ>植木屋人形店(越谷市越ヶ谷2の7の3)☎962・1783