ブランドメッセージ策定 10の伝説発信
越谷市はこのほど、独自の魅力や資源を生かして発信していくブランドメッセージ「水遊都市KOSHIGAYA」を策定し、1月27日に市役所で発表セレモニーを行った。五つの一級河川やレイクタウンがあることなどから、「水辺で遊ぶように暮らす都市」としてアピールしていく。
同市はシティープロモーションの一環として「ブランドメッセージ」の策定を決定。昨年度、計4回の市民ワークショップを開催し、124人の参加者から意見を聞いたところ、「5本の一級河川やレイクタウンの水辺」「暮らしやすさやライフスタイルの充実」「歴史と新しさの融合」「人と人とのつながり」などが上がった。これを踏まえて、水をテーマに越谷を表現することになり、同市出身のクリエイティブ・ディレクター、三寺雅人氏(FACT)がデザインを手がけた。
また、プロモーションコンテンツとして、市民から集めた同市の知られざる魅力や、10の伝説など人に話したくなるローカルなネタを集めた冊子と動画「KOSHIGAYA水遊都市伝説」を作成。動画は、若い世代への訴求を考えてTikTokフォロワー21万人を超えるお笑いタレント、パーマ大佐を起用し、映像監督の有馬研吾氏が制作した。親しみを持ってもらえるよう地域の関係者が多数出演しており、臼倉誉治さん(80)は「ちょっと恥ずかしかったけど楽しかった」、渡辺よりこさん(83)は「難しくなく楽しめた」と笑った。
冊子は市内各駅や飲食店、公共施設で配布。映像はYouTube市公式チャンネル、公共施設モニターで公開する。
「水遊都市」のロゴは、イベントのチラシやポスター、冊子を作成する際に活用できる。また、市では同ロゴを活用したクリアファイル、紙袋を作製。ユニクロイオンレイクタウンkaze店では、Tシャツやトートバッグにこのロゴをプリントするサービスを行っている。同店では「越谷の魅力、観光資源を洋服に乗せて日常的に着てほしい」と話していた。
同市は今後、ウェブ広告や市内各駅での交通広告、イオンレイクタウンでのPRなどを通じてブランドメッセージの浸透を図っていくとしている。