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春日部/菓子詰め放題で集客

春女でプレゼン大会 活性策を提案

提案を発表する春日部女子高校のグループ
提案を発表する春日部女子高校のグループ

 県立春日部女子高校の「春女総探プロジェクト」プレゼンテーション大会がこのほど、春日部市民文化会館で行われた。11月に校内で行われた提案会の参加90グループから優秀な13グループが出場した結果、「ララガーデン春日部」グループがグランプリに輝いた。準グランプリは「JICA」、特別賞は「子ども食堂ひなた」グループが受賞。3グループは12月26日に県教育委員会主催の「令和6年度探究活動生徒発表会」に出場した。
 同大会は、課題解決の探求授業の成果を発表するもので、1、2年生が7~8人のグループを形成。13企業・団体を訪れて課題を聞き取り、ターゲットを絞り込み、「誰が、いつ、どこで、何を、なぜするか」を盛り込んだ「高校生の視線を活いかした提案」を制限時間5分で発表した。
 「ララガーデン春日部」グループは市内のショッピングセンターを選んだ。住み続けたい町づくりを目指し、集客数増加のために店内のイベントを充実させようと「ララガーデンお菓子大作戦」を立案した。同校ではバレンタインデーに菓子を配る伝統があり、それを「安く買えればいい」と考えた。菓子売り場の賞味期限間近の商品をヒントに、新聞紙などエコな袋に詰め放題を行うことを提案した。同校の生徒にも聞いたところ、73・3%が「参加したい」と答えた。審査員からは「面白そうな企画。わかりやすい」などと高い評価を得た。
 卒業生で審査員の田原ひかるさんは「10代のうちから外部の方に意見やアドバイスをもらえる機会があるのは恵まれている。社会人の自分も今日は気づきがたくさんあった」と話していた。