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草加/渡部オールスターズ 圧勝で優勝

県中学新人大会・野球

 「令和6年度県中学校新人体育大会兼第37回県民総合スポーツ大会<中学校の部>」がこのほど県内の運動公園や体育館などで行われ、野球では草加市野球連盟に加盟する中学生の野球クラブチーム「渡部オールスターズ」が優勝を飾った。

優勝した「渡部オール スターズ」のメンバー


 2回戦から参戦した渡部オールスターズは「吉川市立吉川中学校」、「飯能市立飯能第一中学校」をそれぞれ5-3、3-1で下し、準々決勝では「さいたま市立日進中学校」を6-2、準決勝では「立教新座中学校」を6-1で下し、危なげなく決勝戦に駒を進めた。

 決勝戦では「さいたま市立土合中学校」と対戦。一回裏、1番・松沢が四球、2番・佐藤が左前安打で無死一、三塁とし、3番・榎本の右前安打で1点を先制した。さらに4番・福原の投ゴロの間に榎本が生還、2点目を挙げた。三回表に同点に追いつかれたものの、その裏、2番・佐藤が四球、4番・福原が右越え三塁打で1点を勝ち越し、6番・黒田の中前安打でさらに1点を加えた。
 五回表には下位打線から攻撃が始まった「土合」に2点を奪われ、再度同点に。しかし、その裏、打者一巡の猛攻で一挙4点差とし、六回裏にも1点を追加。結局、9-4で圧勝した。

 渡部オールスターズの岸浪聖蓮主将(13)は、「自分たちは守備から入り、リズムを作って攻撃するチームで、その形をしっかり作れたことが勝因。今後、さらに体幹を鍛え、成長していきたい」と喜んだ。
 渡部康弘監督(70)は「どのチームも手ごわかったが、練習の成果が発揮できた」と振り返り、「勝利には運も絡んでくるが、努力は裏切らない」と話していた。

 同チームは来年3月、岡山県で行われる「文部科学大臣杯第16回全日本少年春季軟式野球大会ENEOSトーナメント」や、8月に滋賀県で行われる「第15回全日本少年軟式野球クラブチーム選抜大会(びわこカップ)」にも出場する。