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三郷/新年に備え「すす払い」

「彦倉虚空蔵尊」(延命院)で

 三郷市彦倉1丁目の「真言宗豊山派延命院」(石井秀誉住職)で8日、年末恒例の「すす払い」が行われ、41人が参加した。

竹ぼうきで本堂のすすを払う石井住職と子どもたち


 参加者らは、竹ぼうきなどで仁王門や仁王像、鐘楼堂、虚空蔵菩薩像を祭る虚空蔵堂などで、この1年でたまった厄とほこりを払い、敷地内の落ち葉も掃除した。

 「彦倉虚空蔵尊」の名で知られる同寺では、きれいな心で新年を迎える「正月事始め」の行事としてすす払いを実施している。2014年から檀家を中心とした「奉賛会」(島根一郎代表)と同寺周辺に住む親子らが参加し、地域の絆を深めながら行っており、今回で10回目。竹ぼうきは奉賛会メンバー、川和陽一さんの自宅敷地内に生えている竹を使用した。


 参加した子どもたちは「きれいになると気持ちがいい」などと笑顔だった。石井住職は「みんなの協力できれいになった。新年をすがすがしく迎えることができる」と謝辞を述べ、「新しい試みも考えているので、年末年始はぜひ遊びに来てほしい」と話していた。