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越谷/特支学級児童が弁当販売

から揚げの味を企画 ギョーザ店とコラボ

弁当などを販売する北越谷小特別支援学級の児童たち
弁当などを販売する北越谷小特別支援学級の児童たち

 越谷市立北越谷小学校(杉本功校長)の特別支援学級と地元の名物グルメ店「北越ぎょうざ」(同市北越谷5丁目)がコラボして、11月22日、同市増林2丁目のJA越谷市農産物直売所グリーンマルシェ1号館で、弁当とギョーザの販売を行った。
 販売に当たったのは、同学級1、2、3、5年生の計10人。「カレー風味のから揚げ弁当」(800円)40食と「サツマイモ入り餃ギョーザ 子」10個入り50パック(600円)を午前10時から売り出し、昼前には完売した。
 同学級は、昨年も食育の一環として、同直売所でサツマイモ餃子の販売を行った。野菜を食べるきっかけづくりにもなると、今年は弁当販売に取り組んだ。
 同学級では夏休みの課題で、それぞれの家庭でどんなものが弁当に適しているかを考えた。その中でメイン料理は「から揚げ」に決定。味付けは1番人気がカレー味、2番は塩味、3番はしょうゆ味で、カレー風味とすることに決めた。副菜は両親らと試食会で調理をし、投票の結果、カボチャのごまあえとケール入りスパニッシュオムレツにした。
 午前10時になると、同直売所には「いらっしゃいませ」「ギョーザを試食してください」とかわいい声が広がった。清水なほさん(86)は「子どもが頑張ってるから買いました。かわいいですね。お弁当を食べるのが楽しみです」と話した。
 子どもたちは、同直売所まで電車とバスに乗ってやってきた。「まるで遠足のようにはしゃいでいました」と堀内彩香教諭。食育、社会勉強、販売学習と、子どもたちはこの日、多くを学んだ。小5の男児は「人とふれ合えるから楽しい。社会性を学べる」と話し、人が通るたびに「いらっしゃいませ、お弁当とギョーザはいかがですか? 試食あります」と販売に精を出していた。