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草加/野球で子どもたち応援

元日本代表招き教室

 草加市手代町にある外壁&屋根リフォーム専門店の「アークス」(下田昌孝社長)が、地域の子どもたちを応援しようと、このほど元WBC日本代表の小笠原道大さんを招き、同市立高砂小学校の校庭で「野球教室」を開催した。

子どもに打撃を教える小笠原さん (左) (アークス提供)


 八千草少年野球連盟に加盟する子どもとコーチら約190人が参加。午前中は野球の初心者や未経験者を対象に、番号の書かれたボードをボールで射抜く「ストラックアウト」などでボールと親しんだ。小笠原さんが15年前に創設し、今もGM(ゼネラルマネージャー)を務める身体障害者野球チーム「千葉ドリームスター」の選手やスタッフもサポートに加わった。


 午後からは野球経験者を対象に守備練習や打撃練習を実施。小笠原さんは、子どもたちのいいところを見つけながら、「打球の捕球から相手に投球するまでが守備。あわてずイメージをしっかりと」「バットに当たるまでボールを見る。スイングはきれいだから、後はタイミング」などと改善すべきポイントを伝えた。

 また、ストラックアウトでボールが的を射抜いた時や打撃がうまくいった時は拍手で子どもたちと喜びを分かち合い、最後に「野球を楽しんでやることが大事。好きな気持ちで続けてもらいたい」と強調した。
 子どもや保護者たちからは「貴重な経験だった」「未経験の子どもも参加できてよかった」「これから野球を始める子にも貴重な動機付けの時間になった」と喜びの声が上がっていた。

野球教室に参加した児童ら (アークス提供)


 イベントを企画した「アークス」の下田社長は、「子どもたちの目がキラキラと輝いていて開催したかいがあった。地域の子どもたちに喜んでもらえるのが一番」とし、「経営理念にもある通り、関わる人に喜んでほしい。今年が初開催だが、来年以降も続けていく」と話していた。