少年軟式野球
越谷選抜少年野球チームが海を渡り、マレーシア・ジョホールバルで10月19、20の両日行われた「第18回南アジア少年軟式野球大会」で優勝を飾った。
参加したのは、「読売杯彩南東部少年野球大会」で2連覇中の間久里スネークスの桒原念むね大ひろ主将(12)ら2人や「東武よみうり新聞社旗争奪少年野球大会」で3連覇中の山さん野やガッツの茂原直実選手(11)ら13人を始め、越谷ジャガーズ、北越谷少年野球クラブ、越谷イージス、谷中ドルフィンズといった、越谷市を代表する少年野球チームの4~6年生選手23人。
スポーツ人財育成企業として2020年に始動した「SUNホールディングス」(鳥井佑亮代表取締役。埼玉本社・八潮市)がパイプをつなぎ、マレーシアでは老舗の大会に選抜チームを出場させた。
出場国は日本、シンガポール、マレーシア、ベトナム、タイ、インドネシアの6か国。勝ち上がって決勝に進出したのは日本とシンガポールだった。日本は初回表に3点を先取されたが、その裏の攻撃で2点を返し、2回にはさらに1点を追加、同点で5回までもつれ込んだ。試合が動いたのは6回。表の攻撃で1点を勝ち越され窮地に立たされたが、その裏、2点を返し、サヨナラ勝利を呼び込んだ。
ミーティングは英語で行われ、宿舎ではシンガポールの選手と一緒に泊まり交流した。試合の帰りにはマレーシアから歩いて国境を越え、マーライオンなどシンガポール観光も行った。3泊5日、子どもたちは経験したことのない世界を見たようだ。
同行した鳥井代表は「勝ち負けは大事だが、いい経験になったはず。世界は広い、こういう人がいる、こんな世界があることを肌で感じられたと思う」とうれしそうに話す。目を輝かせる子どもたちの様子を見て、「来年はもっと多くの子どもたちを参加させ、経験を積ませたい」と言う。
今回はUー12の参加だったが、Uー8、Uー10、Uー12、Uー15の4階級で選手を出場させる予定だ。
今月8日には越谷市役所を訪れ、福田晃市長に優勝を報告した。
選抜少年野球チームのメンバーは次の通り(敬称略)。
【越谷ジャガーズ】木村綜佑(12)、髙崎琉煌(12)、大野良龍(12)
【間久里スネークス】桒原念大(12)、村上陽平(11)
【北越谷少年野球クラブ】石川創大(12)、黒田琉生(11)
【越谷イージス】谷内亮太(11)
【山野ガッツ】茂原直実(11)、鍋島継和(11)、岩間結世(11)、鈴木陽飛(11)、加藤遥輝(11)、石河雅敏(11)、横田大翔(10)、石塚悠人(10)、荒俣連太郎(10)、菊谷陽斗(10)、茂原直経(9)、髙橋湘太(9)、武内蒼佑(9)
【谷中ドルフィンズ】古路康成(11)、石川魁士(11)