日本画など234点 草加市美術展
「第42回草加市美術展」(草加市美術協会、草加市主催、草加市教育委員会後援、東武よみうり新聞社など協賛)が10月25日から11月2日まで、東武スカイツリーライン草加駅東口の「アコスホール」で開かれた。日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真の6部門に計234点の応募があり、審査の結果、27人が入賞。25日に表彰式が行われた。
最優秀賞に当たる「草加市美術協会賞」には、宮田佳津子さん(草加市青柳)の工芸作品「『時空をこえて』銀河の仲間として生命を育む地球に、平和な時が続きますように。」が選ばれた。また、「東武よみうり新聞社賞」は北村旭艶 (きょくえん) さんの書「陳方洲詩 (ちんほうしゅうし)」に決まった。
北村さんは「ふと本の中のこの詩が目に止まり、今の自分の心境と一致すると思い、作品に仕上げた。昨年から高校生に書を教え始めたが、隷書らしい作品を見せるきっかけにもなった」と喜んでいた。
入賞者 (奨励賞を除く) は別掲の通り (敬称略)。
▽草加市美術協会賞=工芸「『時空をこえて』銀河の仲間として生命を育む地球に、平和な時が続きますように。」宮田佳津子(草加市青柳)
▽草加市長賞=洋画「ニューヨークの冬」松本和也(同市中央)、写真「カフェテリア」加藤憲治(同市神明)
▽草加市議会議長賞=洋画「積もる話」古屋正成(同市吉町)、彫刻「龍」瀬川勝彦(同市新里町)
▽草加市教育委員会教育長賞=洋画「樹」藤後洋子(同市稲荷)、写真「花火の感動、帰り船」森卓廣(同市青柳)
▽草加商工会議所会頭賞=日本画「昇仙峡」大内節子(同市両新田東町)
▽草加市文化協会賞=工芸「時代」加藤珠美子(同市青柳)
▽東武よみうり新聞社賞=書「陳方洲詩」北村旭艶(同市長栄)
▽J:COM賞=彫刻「蘇生した人」中村雄介(同市八幡町)
▽アコス賞=洋画「旅の思い出、東尋坊の桂状節理」矢木庸男(同市瀬崎)