「全日本少年軟式野球」で
草加市野球連盟に加盟する中学生の野球クラブチーム「渡部オールスターズ」が8月10日から13日、滋賀県内で行われた「第14回全日本少年軟式野球クラブチーム選抜大会(びわこカップ)」で準優勝に輝いた。
3年ぶり4度目の出場となった「渡部オールスターズ」は、初戦の「大津ロビンズ」(NBJ)戦で3-2で逆転勝利を収めると、2回戦の「ホワイトベアーズBBC」(愛知)を2-1で下し、続く準々決勝の「グランフレール」(東京)を5-3、準決勝の「久留米BBC GO AHEAD」(福岡)を6-3(タイブレイク)で制して、決勝戦へと駒を進めた。
決勝戦では「函館BBC」(北海道)と対決。体格差で勝る「函館BBC」は一回、二回表に1点ずつ連取。「渡部オールスターズ」は二回裏、4番からの好打順で3点を返して逆転したものの、三回表、「函館BBC」に2点を追加されて再逆転され、六回表にも1点を追加された。「渡部オールスターズ」は三回以降、0点に抑えられ5-3で惜敗した。
「渡部オールスターズ」の渡部康弘監督(70)は「チームが一丸となり、最後まで粘り強く戦い抜いた」と振り返り、「これまでの最高順位は3位。今回は本当によく戦ってくれた」と選手たちを激励した。
また、主将を務めた草加市栄中学校3年の香川遼太選手は「準優勝で悔しかった」と述べつつも、「記録より記憶に残る最高の大会になった。大会を通して監督やコーチ、一番近くで支えてくれた保護者にメダルを掛けられたことが一番よかった」と笑顔を見せた。
同大会は全国から選抜された20チームが参加して、彦根市、守山市、高島市の3か所を舞台に熱戦を繰り広げた。
「渡部オールスターズ」は今年、結成15期を迎えるチームで、現在、草加市をはじめ、越谷市、川口市、三郷市、八潮市、吉川市、さいたま市の中学生ら30人が登録している。渡部監督をはじめ、元教師や現役教師が指導しているのも特徴で、野球の技術以外に礼儀作法なども身に付けさせている。