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越谷/炎暑 威勢よくヤットサー

流し踊りで魅了 南越谷阿波踊り

壮麗な流し踊りを披露する「よみうり大花連」
壮麗な流し踊りを披露する「よみうり大花連」


 越谷の夏の風物詩「第38回南越谷阿波踊り」が8月23~25日の3日間、JR武蔵野線南越谷駅、東武スカイツリーライン新越谷駅周辺の目抜き通りをメイン会場に行われた。市内外と本場・徳島から68連(踊りのグループ)、延べ約6000人の踊り手が参加。沿道や屋内会場には数十万人の見物客が集まった。主催は「南越谷阿波踊り実行委員会」(関森初義委員長)と一般社団法人「南越谷阿波踊り振興会」(中内啓夫会長)。
 23日の「前夜祭」で開幕。24、25の両日、「本祭」が行われた。最大の呼び物「流し踊り」は24日夕、四つの目抜き通りで一斉にスタート。鉦かねや太鼓の鳴り物に合わせて浴衣や法被姿の踊り手たちが「ヤットサー」のかけ声で踊り歩いた。途中から豪雨で中断した。
 参加12回目の「よみうり大花連」からは、子ども16人、男性17人、女性7人、鳴り物10人の合計50人が参加。頭に編み笠がさ、白い手甲(てご)を巻き付け、利休下げ駄たを踏み鳴らす人気の女踊りを踊った森田佐和子さん(61)と前田恵さん(49)は、「竹の音で踊る踊りを取り入れたが、早いリズムなので合わせるのが難しかった」と息を切らしていた。同連はこの1年間、週1回、蒲生小学校体育館で練習を重ねてきた。堀井裕介連長は「今年はパートごとにやりたいことを考えてやってきたから練習が大変だった。やっぱり流し踊りは楽しい」と話していた。