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松伏/操法大会で松伏消防団V

女性団員も初参加 放水技術競い活躍

大会で奮闘する女性団員の栁沼さん(右から3人目)
大会で奮闘する女性団員の栁沼さん(右から3人目)

 7月27日に鴻巣市の県消防学校で開かれた県と公益財団法人県消防協会主催による「第34回県消防操法大会」の「小型ポンプの部」で、松伏消防団が見事、優勝した。
 大会には同消防団の女性消防団員で構成する「レッドエンジェルス分団」の栁沼日ひ祥さちさん(24)が女性として初めて出場し、足の速さと切れのある動きで周囲を驚かせた。
 栁沼さんは、女性のメンバーが集まらなかったため女子部門への出場を断念し、男性に交じっての出場を志願した。日頃から男性と一緒に練習し、体力的にも十分と仲間から信頼されていた。練習は毎週水曜と土曜の夜に約2時間ずつ、松伏町役場で行ってきた。「男性に交じって出場する以上、同等の技術をもって臨みたい」という強い気持ちがいい結果につながった。
 優勝を飾った同消防団の鈴木庄衛団長は「一生懸命練習したことが結果につながった。今後の消防団活動で発揮したい」と話し、栁沼さんは「すばらしい経験ができた。チームの絆も深まり、気持ちを一つにしたことが結果につながった」と胸を張った。
 同大会は、消防団員がポンプ車や小型ポンプの基本的な操作方法を習得するための訓練を競技にしたもの。ポンプやホースなどの器具操作を安全、確実、迅速で、規則正しく行えるかを競う。
 今大会の優勝旗や賞状は9月5日まで同町役場で展示されている。