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越谷/Z世代と作る越谷の魅力

SNSを活用し発信 市役所と専門学校が連携

越谷市役所プロモーションZ係」に就任した埼玉東萌美容専門学校の学生ら
「越谷市役所プロモーションZ係」に就任した埼玉東萌美容専門学校の学生ら

 越谷市は地域の魅力を発信するため、同市七左町の埼玉東萌美容専門学校(大場利良校長)と連携して、インスタグラムを活用した「越谷市役所プロモーションZ係」事業を8月5日から開始した。1990年代後半~2000年代頃に生まれた「Z世代」の学生が編集した映像で「こしがや」の魅力を発信する。同校側から「越谷の魅力を発信したい」という申し出があり、同市が若い世代とタッグを組んだ。同校には、「オーキャン部」(オープンキャンパス部)、「ティックトック部」(学校のティックトックを作る部)、「インスタ部」(学校のインスタを作る部)があり、今回はティックトック、インスタ両部の有志約10人が参加する。
 配信テーマは、伝統的手工芸の魅力と後継者育成、地域の魅力的なイベントやアクティビティーの体験など。第1弾では、学生が「越谷だるま」のデコレーションに挑戦。第2弾は「越谷火大会」の模様を配信した。
 美容師はインスタグラムによる集客が主軸となっている。卒業を見据え、「経験が将来生きる」と考えて申し出たと、同校入試広報課の泉佳奈子課長は話す。会見に出席した美容科2年の松永束咲(たばさ)さん(27)と吉野真歩さん(20)は、「初めてだったので、会見も映像制作も緊張した。見出しをそろえたり音楽を合わせたりして作っていけたら」と話した。
 さらに、現在3643人の同市インスタのフォロワー数を、年内に1万~1万5000人に増やし、「自分たちなりに勉強してバズらせたい」と意欲を見せていた。