ポラスグループ 障害者の技能五輪で
障害のある人が技能を競う「第20回アビリンピック埼玉大会」が7月6日、所沢市の国立職業リハビリテーションセンターで行われた。「ワード・プロセッサ」競技ではポラスグループのポラスシェアード(株)(越谷市。中内晃次郎代表取締役)の布川信恵さん、「表計算」ではポラス(株)(同市。同代表)の空田聡さんが、それぞれ金賞を受賞した。
2人は11月22~24日に愛知県で行われる全国大会「第44回アビリンピック」に埼玉県代表として出場する。2人のほか、3人が銀賞、1人が銅賞を受賞した。
「アビリンピック」は「障害者技能競技」の愛称で、「アビリティー(能力)」と「オリンピック」を合わせた言葉。障害のある人が職業能力を向上させるとともに、企業や社会が障害者への理解を深め、雇用の促進、地位の向上を図ることを目的として開催されている。主催は、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構埼玉本部。
ポラスグループ27社では、グループ内の特例子会社とその親会社と関係会社合わせて11社の障害者雇用率が3・0%となり、さらに障害者が働きやすく、能力を伸ばせる職場づくりを目指している。
金賞を受賞した布川さんは「昨年銀賞だったため、今年は金賞をと思って挑戦した。何度もミスをしたが、良い成績を残せてうれしい。初の全国大会には日々研けん鑚さんを積んで臨みたい」と話す。空田さんは「出場は初めてで不安なところがあった。今回学んだことが仕事に生かせるように意識したい」と話している。
金賞以外の入賞者は次の通り。
<銀賞>ワードプロセッサ=小宅康仁(ポラスシェアード)、パソコン操作=木林徹(ポラテック)、DTP=吉田智彦(ポラス)
<銅賞>ワードプロセッサ=細井大輝(ポラスシェアード)