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三郷/水難に備え 着衣泳体験

「浮いて待つ」に挑戦 高州東小児

 三郷市立高州東小学校(藤井邦之校長)のプールで8日、着衣泳の授業が1、2年生70人を対象に行われた。

 普段の泳力を鍛える水泳の授業とは別に、衣服を着たまま水中に入り、水難事故の際の対処法を身に付けてもらおうというもの。水辺の遊びが増える夏休みを前に、同市消防本部の職員らが指導員となり、例年実施している。この日は消防職員の大倉弘司さん(44)ら8人が指導した。

水難事故の対処法に着衣泳を体験する児童ら


 大倉さんは、着衣泳で大切なことは「浮いて待て」だと伝え、衣服を着けた状態でプールを往復させて、その大変さを教えた。また、声を出すと体内の空気が抜けて沈んでしまう様子を実際に見せた。

 その後、ペットボトルを配布。両手でしっかり握り、お腹にしっかりと密着させた状態にすると浮けること、話さずに静かにしていることなどを伝えた。練習後、児童たちは5分間浮いていられるかに挑戦。昨年、着衣泳を体験した2年生だけでなく、初体験の1年生の多くも浮いていることに成功した。


 指導した大倉さんは「着衣状態であっても、あわてず落ち着いてゆっくり呼吸をしながら浮いているものを見つけ、利用することが重要」とする一方、「水辺で遊ぶ際はライフジャケットを着用し、予防することを忘れないで」と強調した。

 藤井校長は「普段の水泳の授業で泳力を養い、着衣泳を学ぶことで、自分の身を守る行動につながる。こうした経験の有無は非常に大きい」と述べた。


 この日の授業は全校生徒を対象に行う予定だったが、正午頃に暑さ指数が危険レベル31となったため、まだ着衣泳の授業を受けていない5、6年生の授業は延期となった。