多くの人でにぎわう
越谷市が特産化を目指す「越谷スカイメロン」のPRイベント「越谷スカイメロン2024~SPRING~」が6月10から30日まで、市内の店舗などで行われた。第1弾「玉販売」、第2弾「カットメロン販売」、第3弾「スイーツコラボ」とさまざまな方法でメロンを販売。初のカットメロン販売は19、20の両日、同市役所エントランス棟1階で行われ、多くの人が旬の味覚を買い求めていた。
初日の19日は用意した50カップが10分で完売。翌日は倍の100カップを用意したものの、これもわずか25分で売り切れた。2日目、30分前に来場した飯沢功さん(81)、桜井重雄さん(85)は、「昨日来たけど売り切れていたから、今日も来た。メロンが食べたかった」と6カップを購入した。
購入してすぐ口にした60代の女性は、「サークルの帰りで喉が渇いたので買った。皮の方までしっかり甘くてびっくり。大当たりです」とうれしそうに頬張っていた。
「越谷スカイメロン」は、同市農業技術センターで試験的に水耕栽培しており、収穫時期を迎えたためフェアを開催した。水耕栽培は根が広がることから、土栽培に比べて収穫数が多い。味はみずみずしく、皮の近くまで柔らかくて甘いのが特長だ。2018年から試験栽培を始め、21年からフェアを開催。カットメロン販売は今年が初めて。1カップ、1玉の4分の1ほどのカットメロンが入って500円と比較的安値なことから、複数個買い求める人も多かった。